おしゃれ

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「おしゃれな」カフェと聞いて多くの人がポジティブな印象を持つ。

逆に、ネガティブな印象を抱く人は少ないはずである。

おしゃれ、という概念には人の意欲を掻き立て、気持ちを前向きにする効果がある。

「おしゃれ」という言葉を中心に、演出的観点から人の生活行為について見る。

人類とおしゃれの歴史

結構昔からやってる。

しかも、いろんな国と地域で。

これは、人類の生存や持続可能性にとって有利な要素、そこになんらかの意味合い、さらに踏み込めば効果効能があった可能性は十分に指摘できる。

と、するなら、同様の要素は近現代でもヒトに対して働きかけをしうるということである。

見てくれと象徴

みてくれを元にした、実態の有無にかかわらず、人のイメージが想起される効果を象徴という。

おしゃれであるというのは、人の内的イメージであり、個人の感想でもあり、またその集約でもあるという意味で、象徴的意味合いを持つ。

つまり、その実際の価値に関わらず、人に与える価値のイメージを底上げすることができる力がおしゃれにはあるということである。

また、象徴の侮れなさとして、人の行動をほぼ無意識的に惹起するという特性がある。

作業を治療として用いる作業療法士としては、この象徴の概念をしっかりと捉えておきたい。