論文

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ある主張に関して論理的に述べた文。

科学的に正しいものは、エビデンスとして用いることができる。

論文に必要なリテラシー

まず、論理力は必須である。統計学のリテラシーも必要である。英語力もある程度必要であるが、翻訳ソフトが進化しているので、ある程度でよくなってきている。

作業療法における論文の書式

IMRAD[1]に乗っ取った形式で書く。

具体的には、

  • 題名
  • 要約(本文の内容を要約した文章)
  • 序論(背景、研究の動機や意義、成果の位置づけ、重要性など)
  • 準備(論文を読むための既存の基礎知識など)
  • 本論(理論、実験、調査の過程及び得られた結果など)
  • 結論(本論で得られたデータの叙述的な説明)
  • 参考文献
  • 執筆に当たって協力を得た人々・機関への謝辞
  • 付録(証明や実験の詳細など)

などの項目に整理して記述する。

読み方

臨床実践に生かす

論文の多くは、主張となる仮説・テーマがあり、その仮説を検証した結果が書かれている。

つまり、仮説・テーマが結論として正しいかどうかについて理解できると、

研究につかう

研究においては、先行研究の有無を調査するために使用する。

また、同じような構造の研究が存在しているかどうか、しているのであれば参考にして自らの研究の構造を組み立てるのに利用することができる。

書き方

大きく、量的研究と質的研究に分けることができる。

作業療法の分野においては両方とも重要である。どちらも共通して、エビデンスとして用いることができるような書き方をすることが大切になる。

論文の書き方のポイント[2]

  • 論理的であること。
  • 厳密であること。曖昧さが回避され、解釈が一通りであること。
  • 文体は断定的であること。
  • 根拠を明確にして、客観的に把握できなければならない
  • 上記を踏まえ文章は、できる限りシンプルな表現出なければならない。
  • 調査研究の結果得られた事象や事実についての情報と、それに基づく事実は分類する必要がある。
  • 引用を行う際には、決められている方法に従って引用する。

量的研究

既に存在する仮説に関するデータを調査分析することによって、その裏付けを行う。

質的研究

物事の見方、着目点の新しい切り口を模索する研究。

論文探しツール

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執筆ツール

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