関節可動域訓練

提供: 作業療法大百科事典OtWiki

関節可動域(ROM)を広げることを目的に行う訓練。

目的

効果に関するエビデンスは、よくわかっているものもわかっていないものもあるが、経験則として以下のような目的で行われている。

1 過度で不要な筋緊張(トーン)を和らげ、正常なものに近づける

2 軟部組織の癒着防止

3 関節拘縮の防止

4 局所の循環改善

5 意識レベルの改善・覚醒への促し

6 運動の意識づけ

7 不動性関節炎の防止

8 固有受容器の刺激による筋再教育

完成した関節拘縮に対するROM-ex

改善効果がほぼないというエビデンスが存在する。[1]

それに基づけば、完成する前の予防が大切である。

参照