物品管理

提供: 作業療法大百科事典OtWiki

作業療法士の業務生産性の要。奥義の一つ。

概要

シンプルに物品管理は大事である。

第一にリスク管理に直結する。

そして、第二に、往々にして、作業療法士の職場環境は基本的にものが増えていきやすい。

作業療法で多様なアクティビティを提供しようとすると、非常に多くの物品が必要になることが少なくないからである。

第三に、増えたものによって、余計な業務が増える。

そこで、物品管理が大切になる。どこに何があるかや作成したものをキチンと保管するルールや仕組を作っておくで混乱や重複や、片づけに対する無駄な手間を防ぐことができる。

ルール作り

一人職場であればそこまで厳格なルールは必要ではない。

しかし2人以上が一緒に働く場合にはルールやきめごとに基づいて物品を運用するほうが良い。

病院はじめとした施設において、多人数が多くの物品を並行して共有しうるときには、ルールを決めて運用しておかなければならない。さもなければ、時間が経てばあっというまに職場環境はものであふれ、必要物品がものでうまり、同じ道具があちらこちらに散らかっては行方が分からなくなるという状況が生まれてしまう。

収納場所や、使用前後の状況などについてのルールを決めておくだけでそのようなことは起こらない。

片づけに多くの時間を必要とすることもない。

ルール作りはとても大切である。

作品の保管と破棄について決めておく

保管庫が患者様の個人作品や、イベントのたびに毎年制作する大きな物品であふれかえってしまう施設も少なくない。

これは、数年前の物品についての判断を下せるスタッフが移動や退職でいなくなったような場合に多発する。

そのため、施設として、個人作品をどのように運用するのかということについてある程度厳格に決めておくことが必要である。

ルールに基づいて掲示物を外せば、その掲示物があったところに新たになにかを作る必要がでてくるので、そういう力学もうまく使える。

ずーっと同じものを漫然と置いておくのは、


参考

https://www.kokushinkyo.or.jp/Portals/0/kenkyu-happyou/53/%E7%AC%AC53%E5%9B%9E_%E7%A0%94%E7%A9%B6%E7%99%BA%E8%A1%A8076.pdf