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脊柱側湾症などが、呼吸に対してネガティブな要因になると報告した研究<ref>[https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsrcr/14/3/14_458/_pdf/-char/ja ]</ref>がある。 | 脊柱側湾症などが、呼吸に対してネガティブな要因になると報告した研究<ref>[https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsrcr/14/3/14_458/_pdf/-char/ja 會田信子他:高齢者の年齢および脊柱彎曲レベルによる呼吸機能の相違 | ||
.日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌2005年14巻3号p.458-462]</ref>がある。 | |||
==高齢化と呼吸器== | ==高齢化と呼吸器== |
2020年8月12日 (水) 00:44時点における版
呼吸の重要性
いうまでもなく、呼吸は、人間にとってきわめて重要である。
なぜなら、人間が生きるためには十分に呼吸ができる必要があるからである。
人間は、呼吸によって酸素を取り込み、エネルギーを消費することで生命維持に必要な生理学的活動を行う。
それによって、生命を営む。呼吸は生命維持に欠かすことができない大切な活動である。
生命維持が安定すればこそ、人間は自らにとって重要な作業と向き合うことができる。
呼吸に対する考え方
つまり作業療法士としては、呼吸に問題があれば、対象者の方ができる限り本当に取り組みたい作業に集中できるために、その改善に取り組むか、その改善が可能な他の職種との協業が必要となる。
その職種については下記で述べる。
作業療法士としては、本来的には応用動作の訓練や、作業を用いた介入に注力したいとしても、呼吸状態が悪ければ作業療法介入の成果は明らかに低下する。
よって、必要に応じて協業できる専門職が不在の場合は、作業療法士が積極的に呼吸器リハビリテーションを行う必要がある。
呼吸の評価
呼吸の評価には以下のような要点がある。
SPO2
呼吸で一番大切なことは、動脈血酸素飽和度である。
動脈血の中の酸素の量である。
血中酸素濃度は呼吸がきちんと行えているかどうかの、最もわかりやすい指標となる。
一般的には、指標として業務に用いやすいSPO2を使う。
SPO2はパルスオキシメーターを用いる。
たとえば、以下のようなものがある。
肺への空気の出入り
呼吸は、肺に十分に空気をとりこみ、吐き出す、この換気がきちんとできていることがまず重要である。
きちんと厳密に検査をするためには、スパイロメータなどがひつようである。
姿勢
肺の換気が十分に行えるためには、換気が行いやすい姿勢が保てている必要がある。
脊柱側湾症などが、呼吸に対してネガティブな要因になると報告した研究[1]がある。
高齢化と呼吸器
高齢化すると、若年者に比べると肺炎リスクが高まると言われている。
制度と呼吸器リハビリテーション
呼吸器リハビリテーション加算[2]は、診療報酬の仕組みの中にある。国が認める加算で、保険制度の仕組みの一つである。
一定の職種が、呼吸の訓練や指導をおこなうことで加算を請求できる[2]。
その職種は、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、そして医師である[2]。
- ↑ [https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsrcr/14/3/14_458/_pdf/-char/ja 會田信子他:高齢者の年齢および脊柱彎曲レベルによる呼吸機能の相違 .日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌2005年14巻3号p.458-462]
- ↑ 2.0 2.1 2.2 H003呼吸器リハビリテーション料