梨状筋症候群
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坐骨神経に梨状筋がストレス(圧迫)を与えることで、しびれなどが発生している状態。
パターンがあり、梨状筋のストレッチ、マッサージで改善する場合もあれば、神経の走行の仕方によってはそれでは改善が得られないものもある。
鑑別が必要な疾患
梨状筋症候群が徒手的に解決できる場合のパターン
梨状筋が肥大化したり、股関節の姿位によって圧迫されやすい状況になっていることが原因であったりする。
この場合、股関節を他動的に外旋してみることで、症状が消失するか、あるいは股関節を内旋することによって症状が増強するかどうかをみてみるとよい。[1]自動的に行うと筋緊張が生じるため判別が出来ないので注意。
これは、股関節を他動的に外旋すると、座骨神経の走行するあたり筋肉に隙間ができるからで、逆に、股関節を他動的に内旋すると梨状筋が伸長され坐骨神経を挟むかたちになって圧迫するからである。
梨状筋症候群が徒手的に解決困難な場合のパターン
筋の中を障害される側の神経が走行しているなど、発生学的問題がある場合には、外科的な手法を用いるなどして強制的に解決を模索するより方法がない。