コーヒー豆
コーヒー豆は、コーヒーを作るために使用される、熟したコーヒーの果実から取り出される種子。
主な栽培地域は、アフリカ、中南米、アジア、オーストラリアなど。
異なる栽培方法や産地によって、味や香りが異なる。
コーヒー文化についてはコーヒーを参照
生産地
世界で最もコーヒー豆を生産している国は以下の通り。※2021年時点(60キログラム/1バッグ)
- ブラジル : 世界最大の生産国で、年間約2,600万バッグ以上
- コロンビア : 年間約1400万バッグ
- インドネシア : 年間約1000万バッグ
- ベトナム : 年間約900万バッグ。
- メキシコ : 年間約800万バッグ。
- ペルー : 年間約800万バッグ。
- チリ : 年間約600万バッグ。
- エチオピア : 年間約500万バッグ
- スーダン : 年間約500万バッグ。
- ウガンダ : 年間約450万バッグ
※なお、上記は平均であり生産量は年々変動し、これらの国々では主にアラビカ種やロブスタ種が栽培されていますが、それぞれの国によって生産量や品種に差がある。
コーヒー豆の分類
コーヒー豆の種類はいくつかに分類できる。
アラビカ種
アラビカ種は、コーヒーの中で最も有名で高品質な種類の1つ。
独特な酸味やフルーティな味や香りがあり、特にエスプレッソやラテに使用される。
アラビカ種は、主に中南米、エチオピア、ブラジルなどのアフリカと中南米の地域で栽培されている。
品種によっては、産地特有の香りや味があり、シングルオリジンコーヒーとしても人気がある。
ロブスタ種
ロブスタ種は、アラビカ種に比べて安価なコーヒー材料として、主にブレンドなどに用いられている。
コーヒーの中で最も一般的に栽培されている種類の1つで、特徴としては、低酸味で甘味がある。
また、ロブスタ種は、耐寒性が高く、多湿な気候にも適しているため、世界中で栽培が可能。
味は産地によって異なる。
シングルオリジンコーヒー
特定の産地からのみ収穫されたコーヒー。ブランド嗜好品農園単位などの小さなものもある。
その産地特有の風味や香りを持っている。
オーガニックコーヒー
化学肥料や化学農薬を使用しない自然な方法で栽培されたコーヒー豆。
科学的根拠はないが、ブランディングの一つとして色々な機能価値が付記されている。
オーガニック農法に従って栽培されることで、農薬や化学肥料の影響を受けないため、健康に良いとされている。
また、オーガニックコーヒーは、自然環境を守り、生物多様性を保護することにも貢献する。