Aid tools
生活が便利になるように手助けしてくれる道具全般を指すために、otwiki.orgで独自採用した言葉。
採用目的は大きく2つである。一つは、福祉用具、福祉機器など、カタログや教科書によって使用する用語に混乱がみられるため、wiki内の情報集約化の目的。もう一つは、道具の一つとしてその利便性に焦点化するためである。
スマートフォンといった汎用的なものから、全自動洗濯機といった家電はもちろん、
メガネや補聴器といった感覚機能を補うために使われる有名なものから
一般的には「福祉機器」や「自助具」と呼ばれるようなものも包括した概念として使用する。
日々の生活に必要なものを作業療法士がAid toolsに対する専門的な知見から助言提言できることで、対象者の方の生活の豊かさを向上させることができる。
中核概念
誰かの生活の利便性の向上に資するもの。
具体的にどのようなものが属するかについては、カテゴリを参照のこと。
代表例
費用対効果の面も踏まえながらよく用いられるものを挙げる。
眼鏡・コンタクトレンズ・拡大鏡
スマートフォン・パソコン・タブレット それらを動かす、アプリケーション、ソフトウェア
家電(洗濯機・エアコン・掃除機・冷蔵庫・冷凍庫)
製品であるかどうか
ハンドメイドであるか、製品であるかは、その使用にかかわる事故対応に大きく影響する。自分が作り手となるときに、その訴訟リスクまでしっかりと考慮のうちとして、提供することが必須である。
その文脈においては、製造物責任法(PL法)などに関する知識理解も重要である。
なお、不動産、電気、ソフトウェア、未加工農林畜水産物などは、この法律の対象にはなりません[1]
使い手として困ったとき
のホットライン電話番号 188もしくは
平日バックアップ相談10時~12時、13時~16時(土日祝日、年末年始を除く) 03-3446-1623
を活用。
また、各都道府県の消費生活センターを自分で調べて連絡するのが一番時間効率が良い。
いわゆる福祉機器・福祉用具について
こちらのサイト(福祉機器選び方・使い方セミナー 講義動画・副読本-国際福祉機器展)からダウンロードできる、3つの冊子が、実践的で極めて理解に役に立つ。
(注 2021年10月12日現在、10月10日付で、サイト証明書が切れており、セキュリティに問題があるサイトの扱いを受けてしまっている。サイト偽装の可能性を理解したうえでご利用ください。)
補装具
補装具費支給制度との関係性については、下記の資料が参考となる。
介護保険と住宅改修・福祉用具
こちらの資料が参考になる。
一般的自助具の例
https://www7.techno-aids.or.jp/jijogu/goods_list.php?list_mode=img_small
リアル「ひみつ道具」な自助具の世界とは? 作業療法士はカインズへの視線が違った | となりのカインズさん
助成制度
助成制度を活用することによって、安く製品を購入することができる。
対象者の場所によって利用できるサービスが異なる。
利用可能な公的サービスが複数ある場合、基本的には介護保険の枠組みの利用が優先となる。
補装具
障害者総合支援法が定めるところに「補装具費支給制度」があり、「補装具」を購入等する場合、利用者は原則1割負担で購入できる[2]
身体障害者更生相談所その他厚生労働省令で定める機関の判定又は意見に基づき、市町村が定めることができる「特例補装具」と判断されれば、補装具同様、購入にかかる費用が支給される。
日常生活用具給付等事業
地域生活支援事業のうち、実施主体が市町村であり、必須事業の一つとなっている「日常生活用具給付等事業」。
福祉用具
介護保険制度の居宅サービスの一つに「福祉用具の貸与」
各種用語整理
ホームヘルス機器[3]
ホームヘルス機器...ホームヘルス機器(主として、電子・電気応用の機器であって、家庭においてセルフケアを目的として用いられる家庭用の治療機器並びに健康管理機器及び疾病予防機器をいう。)という定義がなされているため、家庭用マッサージ器は、ホームヘルス機器にあたる。
下位分類して下記が提案されている。
家庭用医療機器
電位治療器/電解水生成器/治療浴装置/マッサージ器/指圧代用器/赤外線治療器/紫外線治療器/炭素弧光灯治療器/電気磁気治療器/永久磁石磁気治療器/低周波治療器/超短波治療器/温熱治療器/温灸器/吸入器/組合せ家庭用医療機器/等
健康管理機器
自動電子血圧計/手動式電子血圧計/自己検査用尿糖計/体重計/体脂肪計/体組成計/歩数計/心拍計/塩分計/等
家庭用美容機器及び家庭用健康機器
家庭用クレンジング器/家庭用保湿促進器/家庭用マイクロカレント器/家庭用スチーム式美容器/家庭用EMS 機器/等
健康増進機器
人の健康・美容の増進、QOL の向上を目的とする機械器具等であって、当協会が認めるもの(家庭向け製品)