お金
日本社会ではお金は生きていくために必要不可欠なものである。
但し、自然界からすべてのものを調達して生きていくことができるのであればお金がなくても生きていくことが可能である。
この記事は特にお金が人間の社会や生活個人に対して与える影響について作業との関連を見ていく。
お金の本質
お金を成立させるものは、所有者と発行者との間の信任と信用である。
お金の概要
お金は数値である。
お金は信用である。
お金は保存できる。
お金の機能
物事の価値を数値化して表現することができる。今は価値の媒介変数とも呼べるものである。
社会とお金
資本主義社会で生きていくためにお金が必要になる。お金がない場合には国等の補助によってお金を得て生きていく。
社会制度とお金
お金を自分で稼ぐことが困難な場合や、社会生活上必要不可欠なサービスがあったとしてもそこに全員が積極的にお金を払おうとしないような場合に公共のサービスとして強制的にお金の流れを作り出すことがある。
また直接本人にお金を出すだけではなく、間接的にサービスを提供する側に対してお金が支払われることがある。
作業療法や作業療法士を利用することができる国民皆保険制度の中の保険システムもその一つである。
社会統治とお金
資本主義社会では、人間を統治、制御するためのシステムとしてお金を用いる。
税金によって個人から公に力を移すことで、制御しやすくする。
但し、グローバル化によってこのシステムは不全になりつつあり、有能で経済的信用のある人は、何処にでも行けるということで、国家は個人をお金で制御することが困難になっている。
もし、現代社会からお金が無くなったら
もし、お金が無くなったらどうなるかを考えると、逆説的に社会からお金がなくなることはあり得ないことがわかる。
お金以外の財産の価値が上がる。
生産や生活居住の基盤になる土地
サービスが消失する
貨幣流通が前提の流通がなくなる
医療保険福祉教育がなくなる。
インターネットが不全になる。